バウハウス創設 100 周年を記念した国際プロジェクト 「bauhaus imaginista」展覧会 |
'2018 8_4 会場:ゲーテ・インスティトゥート東京 1 Fホール にて 『バウハウスへの応答』 の記者発表会が行われました。
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【司会】 三井 珠子(『バウハウスへの応答』広報事務局:共同PR) 【登壇者】 クラウディア・ペレン(バウハウス協会ベルリン・デッサウ・ヴァイマール会長) 柳原 正樹(独立行政法人国立美術館理事長 兼 京都国立近代美術館館長) マリオン・フォン・オステン(「バウハウス・イマジニスタ」 アーティスティック・ディレクター/キュレーター) グラント・ワトソン(「バウハウス・イマジニスタ」 アーティスティック・ディレクター/キュレーター) 池田 祐子(国立西洋美術館 主任研究員) ルカ・フライ(アーティスト、”bauhaus imaginista: Corresponding With”コミッション・アーティスト) |
バウハウス創設 100 周年を記念した国際プロジェクト 「bauhaus imaginsta」 展覧会 |
bauhaus imaginista: Corresponding With
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バウハウスへの応答 |
先進的な総合芸術学校バウハウスは 1919 年にドイツのヴァイマールに設立され、2019 年はその 100 年の節目にあたります。 開校に際して公にされた
「バウハウス宣言」 の中で、初代校長ヴァルター・グロピウスは、あらゆる造形活動を手仕事の訓練と習得を通して総合し、新たな時代に相応した建築さらには社会そのものの創造を目指す、と述べています。
その教育理念と独創的なカリキュラムは、日本やインド、そしてひろく世界に大きな響きをもたらし、異なる文化的社会背景のもとそれぞれの地域において独自の展開を遂げました。 本展は、バウハウス創設 100 周年に際してドイツで開催される記念事業 「バウハウス 100」、その主要な国際プロジェクト 「bauhaus imaginista (創造のバウハウス)」 の一環として開催される、日本唯一の展覧会です (バウハウス創立 100 周年を記念する 「bauhaus imaginista」 は、バウハウス協会ベルリン・デッサウ・ヴァイマール、ゲーテ・インスティトゥート、世界文化の家が 8 カ国のパートナーと共同で実現し、これまで、モロッコ、中国、アメリカで展覧会を開催してきました)。 |
会期: 2018 8/4 [土]~ 10/8 [月・祝] 展覧会は終了しました。
休館日: 毎週月曜日 ※ 9 月 17 日、24 日、10 月 8 日(月・祝)は開館、 9 月 18 日、25 日(火)は閉館 開館時間: 午前 9 時 30 分~ 午後 5 時、 (毎週金・土曜日は午後 9 時まで開館) ※入場は閉館の30分前まで 会場: 京都国立近代美術館4階コレクションギャラリー(京都・岡崎公園内) 主催:京都国立近代美術館、バウハウス協会ベルリン・デッサウ・ヴァイマール、 ゲーテ・インスティトゥート、世界文化の家(Haus der Kulturen der Welt, Berlin) |
'2018 8_4 『バウハウスへの応答』 記者発表会のご紹介です。 画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。 |
バウハウス創設 100 周年記念 『バウハウスへの応答』 |
2019 年は、バウハウスが創設されて 100 年になります。! |
『バウハウスへの応答』 記者発表会の解説・スライド映写画像と展覧会資料の抜粋文でご紹介しています。 | |
『バウハウスへの応答』 【見どころ 】 |
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画像をクリックすると大きな画像でご覧いただけます。 |
Ⅰ. バウハウス/BAUHAUS (1919-1933) |
Ⅱ. 日本/JAPAN―新建築工学院/School of New Architecture and Design (1932-1936) |
Ⅲ. インド/INDIA―カラ・ババナ/Kala Bhavan (1919-Present) 最後のセクションでは、インドにおけるバウハウスの受容と展開の紹介です。 インドでは、すでに 1922 年にコルカタ近郊でファイニンガ―やイッテンらバウハウス教員たちが参加したグラフィックの展覧会が開催されました。 この展覧会開催のきっかけとなった人物が、インドの国民的詩人ラビンドラナート・タゴール (Rabindranath Tagore, 1861-1941) です。 彼は、脱植民地化やインド文化の刷新の必要性から教育環境の改善に尽力し、1919 年にインド東部西ベンガル州のシャンティニケタンに美術学校カラ・ババナを設立します。 そこでは、産業化と一線を画し、地域に根ざした田園的近代化の創造を目指して、独自の実験的教育が目指されました。 その際に参照されたひとつがバウハウスでの教育です。 ノーベル文学賞受賞のため渡欧し、その際バウハウスを訪問したタゴールは、その教育方針に感銘を受け、それをカラ・ババナに取り入れようとします。 実際にその任にあたったのが、画家のナンダラル・ボース (Nandalal Bose, 1882-1966) です。 ここでは、コルカタでの展覧会に関する資料に加え、カラ・ババナのためにボースが作成した教材や学生の作品、さらにはスリニケタンにある同校の工房で作成された工芸作品などの紹介しています。 本セクションの最後では、タゴールが目指した教育のあり方と現在を主題に、イギリスを拠点に活動するオトリス・グループ (The Otolith Group) が本展のために制作した映像作品を公開しています。 |
バウハウス宣言 (Bauhaus-Manifest) |
あらゆる造形活動の最終目標は建築である ! それを装飾することは、造形芸術にとって最も重要な課題であり、造形芸術は偉大なる建築芸術にとって不可分な構成要素であった。
今日造形芸術はそれだけで自己充足しているように思われるが、あらゆる工作者たちが入り交じって意識的に相互に共同作業を行うことで、そのような状態から造形芸術を再び救済することが可能となる。
建築家、画家そして彫刻家は、多様な建築の形態を、再びその全体と部分において知り、理解しなければならず、そうすることで、彼らの仕事は自ずと、サロン芸術において失われた建築的精神でもう一度満たされることになるだろう。 |
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建築家、彫刻家、画家、我々全員が、手工業に戻らねばならない ! なぜなら、「職業としての芸術」 は存在しないからである。 芸術家と手工業者の間に本質的な差異はない。
芸術家は、高められた手工業者である。 天の恩寵は、彼の意志の彼方で、希なる光に瞬き、芸術は無意識的に彼の手仕事から花開く。 だからこそ、手工にかかる基礎は全ての芸術家にとって不可欠なものなのだ。
そしてそこに創造的造形の源泉がある。 |
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ヴァルター・グロピウス (ドイツ・ベルリン 1883 年-アメリカ・ケンブリッジ 1969 年)―総合芸術学校バウハウス 初代校長、モダニズムを代表するドイツの建築家 |
主催:京都国立近代美術館、バウハウス協会ベルリン・デッサウ・ヴァイマール、 |
お問合せ:京都国立近代美術館 事業係 |
参考資料:「バウハウスへの応答」PRESS RELEASE & 報道資料 、他。 |
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